【毒親から受けたトラウマの克服】今まで言えなかった本音を手紙で伝える方法

毒親

毒親に育てられたことを理解し、自分は悪くなかったと認め、毒親にされた過去の怒り、悲しみを全て出し、かつての傷ついた自分の心の中にいる傷ついた子どもを癒し、毒親の影響で培った自分の毒親育ち(アダルトチルドレン)の特徴を知り、行動パターンを変え、安全基地を作り、不安定な愛着スタイルを変えることができたら、毒親から受けた悪影響を克服し、子ども時代のトラウマを乗り越え、自分の人生を取り戻すための最終段階に入ります。

最後にやらなければならないのは親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を言うことです。

今まで親に本当のこと(本音)を言えば、怒られたり、責められたり、罰を与えられたりしてきた毒親育ち(アダルトチルドレン)にとっては、これが最も勇気のいる作業となりますが、毒親から受けた悪影響を克服し、子ども時代のトラウマを乗り越え、自分の人生を取り戻すためには避けては通れない道であるとも言えます。

なぜ親に今まで言えなかった本当のこと(本音)を言う必要があるのかというと、親に怯えて本当のこと(本音)を言えないということは、いまだに親の恐怖に怯え、心が支配されている状態であるからです。

それでは、いつまでも親への恐怖が付きまとい、毒親の呪縛から解放されることはありません。

だから、これが最後だと思って自分の中にある勇気を全て振り絞り、あなたが子どもの頃から言えなかった親にされて、嫌だったこと、悲しかったこと、つらかったこと、苦しかったこと、我慢していたこと、今まで言えなかったことを全て親に話しましょう。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を言う。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を言うのは毒親から受けた悪影響を克服し、子ども時代のトラウマを乗り越え、自分の人生を取り戻すための最終段階ですので、必ず1~4のステップを全てクリアし、親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を言った時に予想される親の怒りや拒絶といったネガティブな反応にも、冷静に対処できるだけの自信ができた時に行うようにして下さい。

そして、親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を言う方法としては手紙に書いて伝えるか、実際に会って話して伝えるかの方法があります。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を手紙に書いて伝える。

まずは書きやすい主(メイン)となる毒親に向けて手紙を書き、傍観者型のような結果的に主(メイン)となる毒親の協力者となっていた方の親に向けて手紙を書きます。

①手紙の冒頭は「今まで一度も言えなかった正直な気持ちと要望を書きました。」など、今まで言えなかった本当のことを伝える内容であることを書きます。
②親にされて、嫌だったこと、つらかったこと、苦しかったこと、我慢していたこと、今まで言えなかったことを書き出す。
③書き出した親にされて、嫌だったこと、つらかったこと、苦しかったこと、我慢していたこと、今まで言えなかったことに加えて、その時、どういう気持ちがしたのか、本当はどうして欲しかったのかを付け足して書く。
④親にされたことの影響で現在、どのような生きづらさを抱えているのかを書く。
⑤最後に、これから親に望むことを書く。

手紙を書いたら何度も読み直したり、朗読して精神科医や専門のカウンセラーなど、安全基地となる第三者に聞いてもらったりしながら手直しをしていきましょう。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を実際に会って伝える。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を実際に会って伝える場合も、まずは手紙を書くことをオススメします。

そうすることで実際に会って伝える時に自分が話したいことが整理され、何度も声に出して読んだり、朗読して精神科医や専門のカウンセラーなど、安全基地となる第三者に聞いてもらったりすることで、実際に会った時に親の反応に動じず、冷静に話すことができるようになりますし、まずは手紙を読んで自分が伝えたいことを全て伝えてから話し合うこともできます。

場合によっては、親が怒り出したり、自分に都合の悪い話を聞きたくないばかりに話を遮ったり、一方的に話したりするなどして話し合いにならないこともあります。

そんな時には最終的に手紙を渡すこともできますので、実際に会って伝える場合も手紙は書いておくようにしましょう。

そして、実際に会って伝える場合は精神科医や専門のカウンセラーなど、安全基地となる第三者の協力を得るようにましょう。

その上で、自分が伝えたいことを全て話し終えるまでは途中で遮って話したりせずに黙って話を聞き、反論があるなら全て聞き終わってからにしてもらうように親に最初に約束してもらいます。

約束してもらったら親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を話しましょう。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を伝えた時の反応に期待しない。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を伝えると大抵の場合は、いくら自分が伝えたいことを全て話し終えるまでは、途中で遮って話したりせずに黙って話を聞くように約束しても、怒り出したり、自分に都合の悪い話を聞きたくないばかりに話を遮ったり、一方的に話したりするなどして話し合いにならなくなります。

毒親育ち(アダルトチルドレン)にとっては子どもの頃から、こうなることがわかっているからこそ本当のこと(本音)を言わないようにしていたことと思いますが、そもそも子どもの話をちゃんと聞いてくれるような人なら、毒親になんかなっていないので、当然の結果と言えば当然の結果ではあるわけですが、親の反応は、それほど重要ではありません。

一番大事なのは子どもの頃から親に怯えて本当のこと(本音)を言わないようにしてきた自分が親に怯えずに本当のこと(本音)を言えるようになること=毒親の呪縛から解放されることなので、中には予想に反して話をちゃんと聞いてくれるような親も稀にはいますが、基本的には、そんな反応は期待せずに自分が本当のこと(本音)を言えるようになること=毒親の呪縛から解放されるために勇気を出してやり遂げましょう。

また親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を実際に会って伝える前に親が言ってきそうなこと、やってきそうなことと、それにどう対処するのかを書き出し、実際に精神科医や専門のカウンセラーなど、安全基地となる第三者に親が言ってきそうなこと、やってきそうなことをやってもらって事前に対処する練習をしたり、手紙を読みながらシミュレーションしたりしておくと親の反応に動じず、冷静に対応できるようになるので、事前準備をしっかりやっておくことも重要です。

親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を伝えた後に起こること。

親子の間での対人関係というのは全ての対人関係の基本(ベース)を作るので、子どもの頃から親に怯えて本当のこと(本音)を言わないようにしてきた自分が親に怯えずに本当のこと(本音)を言えるようになること=毒親の呪縛から解放されることによって親以外の人との対人関係においても怯えたり、緊張したりせずに自信を持って堂々と対応することができるようになります。

親に関しては、これをきっかけに関係が改善することもあれば、拒絶や絶縁に至ることもあります。

もし拒絶や絶縁に至ってしまったとしても自分の本当の居場所(安全基地)を作っておけば特に心配はありません。

そのためにも親と正面から向き合い、今まで言えなかった本当のこと(本音)を伝える前に自分の本当の居場所(安全基地)を作っておく必要があります。

また親がすでに亡くなっている場合は実際に会って伝えることができないので、親の墓の前で手紙を読んだり、親の写真の前で手紙を読んだり、精神科医や専門のカウンセラーなど、安全基地となる第三者に親の役をやってもらったりすることで代用することが可能です。

毒親から受けた悪影響を克服し、子ども時代のトラウマを乗り越え、自分の人生を取り戻すための5つのステップをやり遂げたあなたは、毒親の影響によって植え付けられた不安や恐れ、罪悪感など、毒親育ち(アダルトチルドレン)の特徴によって今まで抱えていた生きづらさが減り、親を恐れて本当はやりたかったことができるようになり、親や他人の望みを優先してきた人生から自分の望みを優先し、本当の自分の人生を歩むことができるようになることでしょう。

過去のつらい人生に戻ることなく、新しい人生を謳歌して下さい。

あなたのこれからの人生が幸せでありますように!

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