毒親に植え付けられたネガティブ思考と行動パターンを変える3つの方法

毒親

毒親に育てられたのと、そうでないのとでは天と地ほどの差があるほど、その後の人生に多大なる影響を及ぼします。

毒親に育てられると子ども時代に親から愛情を受け、しっかりと心を支えてもらった経験がなく、心や体を傷つけられたり、過大な圧力やストレスをかけられ、健全な心の成長を育むことができません。

そうして愛情の欠ける親によって子ども時代を破壊されると、心にネガティブな思考や行動パターンが植え付けられてしまいます。

そうすることによって子どもの頃から幾度となく、そのネガティブな思考や行動パターンを繰り返し、やがて定着したネガティブな思考や行動パターンは大人になってからも変わらず、人生において常に、そのネガティブな思考や行動パターンによって苦しめられることになってしまうのです。

子どもの頃に植え付けられたネガティブな思考や行動パターンを変えないことには、常にストレスにさらされ、不安定な精神状態で一生苦しいままの人生が続くことになってしまいます。

そうならないために、毒親に植え付けられた思考と行動パターンを変える3つの方法をご紹介していきたいと思います。

毒親に植え付けられたネガティブな思考と行動パターンを変える3つの方法

①親から貼られたレッテルを貼り替え、ネガティブな思い込みをポジティブに変換する方法

毒親育ち(アダルトチルドレン)は親から、人格、能力、容姿、全てに関して否定されたり「お前は〇〇だ。」という言われなきレッテルを貼られて生きてきたので、親が勝手に貼ったレッテルのような人間であると、自分で自分のことを思い込んでしまっています。

しかし、毒親から貼られたレッテルは、あなたの自尊心を低下させ、コントロールしやすくするために言われた根拠のない嘘なのです。

そうであっても子どもというのは親が言った根拠のない言葉ですら、そのまま信じてしまうものなので、成長して大人になっても、そのまま親から貼られたレッテルのような自己像(セルフイメージ)で、いつも、自信がなく、自己評価が低く、自尊心が低く、自己肯定感が低い状態で、生きることに価値を見い出すことすらできません。

ここで親から貼られた言われなきレッテルを貼り替えなければ、無価値感に苛まれ続ける人生となってしまうことでしょう。

そうならないためには、親から言われたネガティブなレッテルをポジティブなレッテルに貼り替える必要があります。

例えば、親から「お前は臆病で神経質な人間だ。」というレッテルを貼られているなら「自分は慎重で丁寧な人間だ。」というレッテルに貼り替えましょう。

また自分が親からどういうレッテルを貼られてきたのかがわからないという人は、自分の短所だと思っていることを書き出してみて下さい。

大体、自分が短所だと思っていることは親から言われて短所だと思っていることが多いので、短所だと思うところを長所に置き換えて、ネガティブなレッテルをポジティブなレッテルに貼り替え、ネガティブな自己像(セルフイメージ)からポジティブな自己像(セルフイメージ)に変えていきましょう。

②親から植え付けられたネガティブな考え方や言葉をポジティブに変換する方法

例えば、何かに挑戦しようとするたびに親から「そんなことができるはずがない。」と言われ続けていた子どもがいるとしましょう。

そういう子どもが成長して大人になると、どうなるでしょうか?

答えは簡単で、何かに挑戦しようとするたびに「自分には、そんなことができるはずがない。」と思って挑戦することを簡単に諦めてしまう大人になってしまうのです。

こういったネガティブな言葉を子どもの頃から、たくさん浴び続けてきた毒親育ち(アダルトチルドレン)は親から言われた言葉をそのまま受け入れ、無意識に自分の中に埋め込んで内面化してしまいます。

そうやって親のネガティブな言葉を内面化してしまった毒親育ち(アダルトチルドレン)は何かに挑戦しようとするたびに、自動的にネガティブな考え方や言葉が浮かんできてしまい、せっかくのチャンスを逃したりして自分の人生を台無しにしてしまうのです。

毒親育ち(アダルトチルドレン)は、自分を鼓舞したり、励ましたり、慰めたりといったポジティブな言葉を親から与えられていないため、何かあった時に、そういう言葉が浮かんでこないので、自分で自分を鼓舞したり、励ましたり、慰めたりといったことができず、親から与えられたネガティブな言葉で自分を責め続けてしまうという負(マイナス)のループにはまり込んでしまい、自分の人生をどんどん悪い方向に向かわせてしまいます。

そうならないためにも、自分の中にポジィティブな考え方や言葉を取り入れて、何かあった時には、自分を鼓舞したり、励ましたり、慰めたりできるようになることが必要です。

そのためには偉人たちの名言が役に立ちます。

自分にとってプラスになるポジティブな考え方や言葉を見つけてリスト化し、何かあった時には、そのリストを見て、自分を鼓舞したり、励ましたり、慰めたりしながら、親から植え付けられたネガティブな考え方や言葉が浮かばなくなるぐらいに、ポジティブな考え方や言葉が自動的に出てくるぐらいまで反復して、自分の中に取り込んでいきましょう。

③親から植え付けられた間違った考え方や価値観を捨て、行動パターンを変える方法

毒親育ち(アダルトチルドレン)は間違った考え方や価値観を親から直接、言葉で伝えられるか、言葉ではなく、行動や態度などで伝えられるかのどちらかで、親から間違った考え方や価値観を植え付けられています。

まずは親から言葉で直接、植え付けられた間違った考え方や価値観を捨て、行動パターンを変える方法をご紹介していきたいと思います。

親から言葉で直接、植え付けられた間違った考え方や価値観を捨て、行動パターンを変える方法

①親から「〇〇しなさい。」「〇〇しろ。」や「〇〇してはいけない。」「〇〇するな。」と言われたことを思い出して書き出す。

親から直接、言葉で伝えられる場合には「〇〇しなさい。」「〇〇しろ。」や「〇〇してはいけない。」「〇〇するな。」といった命令の形で考え方や価値観を植え付けられることがほとんどなので、言われたことを思い出して書き出しましょう。

②親から植え付けられた間違った考え方や価値観に気付き、親から植え付けられた間違った考え方や価値観を書き換える。

例えば「親に口答えするな。」と言われた場合「親がどんなに間違っていようが口答え(間違いを指摘)をしてはいけない。」という考え方や価値観が植え付けられます。

親子の間での対人関係というのは全ての対人関係の基本(ベース)を作るので、この考え方や価値観を持っていると「他人がどんなに間違っていようが口答え(間違いを指摘)をしてはいけない。」となり、他人がどんなに間違っていようが間違いを指摘することができずに、他人にいいように利用されてしまいます。

ですので「親(他人)がどんなに間違っていようが口答え(間違いを指摘)をしてはいけない。」という考え方や価値観は間違っていると気付き「親(他人)が間違っていると感じることには間違いを指摘したり、自分の意見を言ったりしてもいい。」という考え方や価値観に書き換えます。

③習慣化している行動パターンを変える。

例えば「親に口答えするな。」と言われ続けて育ち「親がどんなに間違っていようが口答え(間違いを指摘)をしてはいけない。」という考え方や価値観が植え付けられていて、いつも他人がどんなに間違っていようが間違いを指摘することができずに、他人にいいように利用されてしまっている人は「親(他人)が間違っていると感じることには間違いを指摘したり、自分の意見を言ったりしてもいい。」と新しく書き換えた考え方や価値観に従って実際に行動します。

ここで、いきなり親やリアルに関わりのある他人に行動するのは難しいので、最初はネットなど、リアルに関りがない他人で練習し、慣れてきたら実際に関わりのある他人→親と関係性が濃くて実際に行動に移すのが難しい他人や親戚と、順番にステップアップして行動し、習慣化している行動パターンを少しずつ変えていきましょう。

続いて親から行動や態度などで植え付けられた間違った考え方や価値観を捨て、行動パターンを変える方法をご紹介していきたいと思います。

親から行動や態度などで植え付けられた間違った考え方や価値観を捨て、行動パターンを変える方法

①罪悪感を感じること、不安を感じること、苦手なことを書き出す。

親から直接、言葉で伝えられる場合であれば、わかりやすいのですが、言葉ではなく、行動や態度などで伝えられる場合は、その暗黙のメッセージを見つけ出すのは困難なものとなります。

そこで現在、罪悪感を感じること、不安を感じること、苦手なことを書き出して下さい。

罪悪感を感じること、不安を感じること、苦手なことというのは親の暗黙のメッセージを受けた影響によって現在、罪悪感を感じたり、不安を感じたり、苦手だと感じたりすることがほとんどなので、書き出しましょう。

②親から植え付けられた間違った考え方や価値観に気付き、親から植え付けられた間違った考え方や価値観を書き換える。

例えば、他人よりも自分のことを優先することに罪悪感を感じる場合は、親よりも自分を優先したら怒られたり、不機嫌になったりしたことによって「親(他人)よりも自分のことを優先してはいけない。」という間違った考え方や価値観が植え付けられています。

そうやって書き出した、罪悪感を感じること、不安を感じること、苦手な人、苦手なことの中から親に植え付けられた間違った考え方や価値観を見つけ出しましょう。

そして「親(他人)よりも自分のことを優先してはいけない。」という考え方や価値観を「親(他人)よりも自分のことを優先してもいい。」という考え方や価値観に書き換えます。

③習慣化している行動パターンを変える。

例えば「親(他人)よりも自分のことを優先してはいけない。」という暗黙のメッセージを受け取り「親(他人)よりも自分のことを優先してはいけない。」という考え方や価値観が植え付けられていて、いつも自分よりも親や他人のことを優先してしまっている人は「親(他人)よりも自分のことを優先してもいい。」と新しく書き換えた考え方や価値観に従って実際に行動します。

ここでいきなり親やリアルに関わりのある他人に行動するのは難しいので、最初はネットなど、リアルに関りがない他人で練習し、慣れてきたら実際に関わりのある他人→親と関係性が濃くて実際に行動に移すのが難しい他人や親戚と、順番にステップアップして行動し、習慣化している行動パターンを少しずつ変えていきましょう。

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