【毒親チェックリスト30】自分の親が毒親か確認するための診断テスト

毒親

毒親とは?

毒親とは「毒になる親 一生苦しむ子供」の著者で、セラピストのスーザン・フォワードによって「子どもに対するネガティブな行動パターンを執拗に継続し、ネガティブな影響を与え、子どもの人生を支配し、子どもに悪影響を及ぼす親」のことを指す言葉として作られました。

毒親が子供に及ぼす悪影響「大人になって現れる症状とは?」

毒親に育てられると、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、不安障害、パニック障害、社交不安障害、睡眠障害、摂食障害、依存症、仕事中毒(ワーカホリック)、引きこもり、精神不安定、疲労感、倦怠感、頭痛、吐き気、ネガティブ思考、不安や恐れ、自信がない、自己評価が低い、自己嫌悪、自意識過剰、無価値感、無力感、感情の喪失、無実の罪悪感、過剰で不必要な責任感、完璧主義、人間不信、人間関係のトラブルや破綻、離婚、孤独、自己破壊的行為、非行など、成長するに従って様々な形で問題が表れ、生きづらさを抱えて生きていくことになってしまいます。

毒親の影響は、まさに「百害あって一利なし」といった感じですが、中には毒親の影響で様々な問題が引き起こされていることに気付いていない人もいますし、自分では自分の親がどこかおかしいとは気付いているものの、それが毒親と呼ばれるものなのかの確信が持てない人もいると思います。

現に私も子どもの頃からウチの親はどこかおかしいと思っていたものの、毒親という言葉を知るまでは、毒親に育てられたことが自分の生きづらさの原因になっていることには、全く気付いていませんでした。

毒親から受けた悪影響を克服し、子ども時代のトラウマを乗り越え、自分の人生を取り戻すためには第一に自分の親が毒親であることに気付くこと。

そして、毒親に育てられたことの影響で現在、様々な問題が引き起こされているのだということを理解することが何より重要なことです。

ということで、まずは以下のチェックリストで自分の親が毒親かどうかチェックしてみましょう。

毒親チェックリスト(全30項目)

子供の頃の親との関係についての毒親チェックリスト(20項目)

・子どもの頃から親の言うことは絶対で、従わなければ、怒られたり、責められたり、罰を与えられたりするので、いつも親の顔色をうかがってビクビクしていた。
・子どもの頃から親の都合や価値観を押し付けられてきた。(親の都合や価値観に合わせなければ、怒られたり、責められたり、罰を与えられたりしてきた。)
・子どもの頃から親は気まぐれで、同じことをしても昨日まで怒られなかったのに今日になったら突然、怒られてしまうなど、その時の気分で言動や家庭内でのルールがコロコロ変わるので、いつも気が休まることがなかった。
・子どもの頃から親の言うことに従わないと「言うことを聞かないなら、もうお前はウチの子じゃないから出ていけ。」などと言われたり、本当に家から追い出されたりしたことがある。
・子どもの頃から親はどんなに間違っていることでも絶対に間違いを認めないし、謝らなかった。(親の間違いを指摘すれば、さらに、怒られたり、責められたり、罰を与えられたりするので、どんなに間違っていると思うことでも従わざるを得なかった。)
・子どもの頃から束縛が強く、1日の出来事を細かく報告させたり、子どもの部屋を漁り、机の上や引き出しの中にある物を調べて勝手に読んだり、スマホの中身を確認したりして行動を逐一チェックされていた。(子どもの頃からプライバシーがなかった。)
・子どもの頃から、やることなすこと全てに干渉して、学校、仕事、友人、恋人、結婚など、あらゆることを親の思い通りに決めてコントロールしようとしてきた。(親が自分の思い通りに行動させようと、威圧したり、罪悪感を感じさせたり、金銭的なことを利用したりしてコントロールしようとしてきた。)
・子どもの頃から、人格、能力、容姿など、あらゆることで、いつも否定され続けていた。(子どもの頃から褒められたことがない。)
・子どもの頃から出来の良い兄弟姉妹と比較して、いつも否定され続けていた。(時には出来の良い兄弟姉妹と親が一緒になって否定してきた。)
・子どもの頃から定期的に親から人格、能力を酷い言葉で侮辱されたり、容姿をからかわれたり、汚い言葉で、ののしられたりしていた。
・子どもの頃から親の意に反することをすると「お前なんか生まなければよかった。」「お前なんか生まれてこなければよかったのに。」などと言われ、残酷な言葉で傷つけられたことがある。
・子どもの頃から自分のストレスをぶちまけるはけ口として理不尽に八つ当たりされたり、しつけと称して体罰を加えられたりしたことがある。
・子どもの頃から親の言うことに従わないと「もうお前とは口を聞いてあげない。」などと言われ、無視されていた。
・子どもの頃から、いつも親が会話の主導権を握り、一方的に自分の話ばかりして話を全然、聞いてくれなかった。
・子どもの頃から全く関心を持たれず、邪魔者扱いされたり、育児放棄(ネグレクト)されたりしていた。(親の代わりに家事や下の兄弟の世話をさせられていた。)
・親が自己中心的で友人や恋人と一人で勝手に出かけたり、ギャンブルに夢中になったりして子どもの頃から、いつも一人ぼっちで放っておかれていた。(親が子どもよりも自分の欲求を満たすことを優先していた。)
・子どもの頃から親を怖がっていることが多かった。
・子どもの頃から親が怖くて自分の正直な気持ちや要望を伝えることができなかった。
・子どもの頃から定期的に親に自分の正直な気持ちや要望を伝えても無視されたり、理不尽に怒られたりしていた。
・子どもの頃から定期的に、自分が何も悪いことをしていなくても親から理不尽に罪をなすりつけられられ、何でも自分のせいにされていた。

現在の親との関係についての毒親チェックリスト(10項目)

・大人になった今でも親は自分のことを子どものように扱ってくる。(いつまでも親がいないと何もできない子どもであるかのように接してくる。)
・大人になった今でも人生における選択は、親がどう思うだろうかということを考えて決定したり、行動したりしてしまう。
・大人になった今でも親のことを怖がっている。(何かの拍子に親にされたことを思い出して怖くなる。)
・大人になった今でも親の意見に反対したり、自分の意見を言ったりすることができない。(できても相当の覚悟と勇気がいる。)
・親と一緒に暮らしている時、親と一緒にいるだけで憂鬱な気分になったり、息苦しさを感じたりする。
・親と離れて暮らしている時、久しぶりに親と会うことになると憂鬱な気分になったり、実際に親と一緒に時間を過ごした後で精神的、肉体的に不快な反応が出たりしてしまう。(電話やメールがくるだけでも憂鬱な気分になり、電話に出たくない、メールの返信もしたくないと感じる。)
・子どもの頃から、どんなに酷いことを親にされていたとしても親孝行しない自分に罪悪感を感じてしまう。(もし現在、親が不幸だとしたら、それは自分のせいだと罪悪感を感じてしまう。)
・自分が何をしても親は満足しないと思う。
・大人になった今でも、いつか親が変わってくれる日がくると思ったり、願ったりしている。
・自分の親も子どもの頃に祖父母から自分と同じようなことをされていたと感じる。(祖父母にも親と同じような雰囲気を感じる。)

チェックリスト30個中10個以上、当てはまれば自分の親が毒親であると言えるでしょう。

たとえチェックリスト全てに当てはまってしまったとしても、毒親から受けた悪影響を改善し、克服することはできます。

毒親から受けた悪影響を克服するためには自分の親が毒親であることに気付き、自分の親が毒親であることを認めることが克服への第一歩となります。

ここで自分の親が毒親であることに気付き、自分の親が毒親であることを認めることができれば毒親から受けた悪影響を克服し、子ども時代のトラウマを乗り越え、自分の人生を取り戻すためのスタートラインに立ったと言えるでしょう。

まずは自分の親が毒親であることに気付き、自分の親が毒親であることを認めることから始めていきましょう。

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